高年齢者と育児中の方の給付金(雇用保険)

春の訪れとともに、新しい制度や変更が続々と始まりますね。今回は、2025年4月からの雇用保険の給付金に関する重要な変更点についてお知らせします。


「高年齢雇用継続給付」

支給率が引き下げられます。

これまで、一定の要件を満たした場合、60歳以上65歳未満の方について、給付金として賃金の15%が支給されていましたが、4月以降に該当した方からは10%に変更されます。

今年の3月31日までに該当した方は、15%のままです。

この変更により、少し支給額が減ってしまいますが、引き続き高年齢者の雇用をサポートする制度として活用していただければと思います。


「育児短時間勤務給付金」

4月から新しく始まる給付金です。

この給付金は、2歳未満のお子さんを育てるために短時間勤務をする方を対象としています。

短時間勤務中に支払われた賃金の10%が支給されるので、育児と仕事の両立をサポートする心強い制度です。

育児休業から引き続き短時間勤務を開始する場合や、短時間勤務を開始する前の2年間に雇用保険の被保険者期間が12か月以上あることなどが条件となります。

現在、育児による短時間勤務をしていて、4月1日以降もそれが続く場合、各要件を満たせば対象になりますので、詳細を忘れずにチェックしてくださいね。


これらの制度変更や新しい給付金を上手に活用して、皆さんの働き方がより充実したものになりますように。