新年度です、残業が増える時期?
新年度は、新入社員の方が入ったり、退職者の離職の処理をしたり、会社によって労使協定の更新をしたり、新しいプロジェクトが始まったり、異動があったりと何かと忙しくなる時期ではないでしょうか。慣れない仕事やイレギュラーな仕事が発生し、残業がいつもよりも多くなる方もいらっしゃると思います。
ただ、会社が残業を減らそうと思っても、個人に頼った指示命令をするだけでは改善しないことが多いのではないでしょうか。残業が多くなっている本当の原因を見つけることが大事です。
例えば、業務量が多いという場合を考えてみます。
特定の人だけが多いのか、部署全体で多いのか、人員が不足しているのか、能力が不足しているのか、慣習で無駄な業務をやり続けていないか、ITの導入で改善できるものはないのか、上司が残業を減らせという言葉とは逆の無言のプレッシャーを与えていないか、残業の多い人が評価される雰囲気がないかなど、様々な要因を考える必要があります。
中には、個人の努力ではどうしようもないものもあります。組織全体で見直す必要があるものもあります。本当の原因を見ないで特定の個人に責任を押し付け「残業を減らせ」と言い続けると、言われ続けた人はストレスで精神的にまいってしまう可能性もあります。
何か問題が起きた時、本当の原因は何かに目を向けないと、同じことの繰り返しになる危険性もあります。
社労士として、皆さんが安心して働ける環境を築いていけるよう、今年度もサポートしていきたいと思います!
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