熱中症対策

北海道はまだ本格的に暑くはありません。

ですが、気象台の予報によると、今年の6月は平年より暑くなる見込みです。

そして、熱中症による救急搬送が増え始めるのも、ちょうどこの時期。

まだ暑さに慣れていないこの時期は、特に注意が必要ですね。


6月1日からは、労働安全衛生法の省令改正により、熱中症対策の強化が企業に求められます。

対策を怠った場合、6カ月以下の懲役または50万円以下の罰金が科される可能性があります。

特に、建設業・製造業・運送業・警備業の現場では、業務中に熱中症になるケースが多く報告されています。

これらの業種の方々には、より一層の対策をお願いしたいところです。


急な事態には、誰でも焦ってしまいます。

焦ると、どう対処してよいか分からなくなることもあります。

普段は冷静な人でも、いざというときはあたふたしてしまうものです。

そんなときでも、簡単なことをあらかじめ全員が頭に入れておけば、落ち着いて対応しやすくなります。

例えば――


冷やす!

救急の番号を確認!

自分で水が飲めるか確認!

一人では休ませない!

〇〇さんに連絡する!


こうした対応をまとめた小さなカードを各自が持っていたり、見やすい場所にポスターを貼るのも効果的ですね。

初期対応が早ければ、命が助かる可能性もぐっと高まるそうです。

北海道でも、近年は夏が厳しくなってきています。

今年も気温・湿度ともに高くなる日が多いと予想されています。

しっかりと対策をして、元気に夏を乗り切りましょう!